梅干しは土用干しが必要?するとしないの違いは?保存方法は?
自分で漬けた梅干しは、愛着がわくからでしょうか、
市販の梅干しよりも格段に美味しい気がしますね。
梅干し漬けの手順の中に土用干しがありますね。
土用干しは必要なのか、また、保存方法はどのようにするのかを
お伝えします。
梅干しは土用干しが必要?
昔から伝わる梅干し漬けの手順に土用干しがありますね。
土用干しは、土用(7月20日ごろ)に入るころの晴天が続く日に
梅を干します。
強い太陽の日差しと夜露を交互に浴びさせます。
通常三日三晩干すものと言われています。
こうすることで、
・果肉が柔らかくなる
・殺菌作用が働く
・乾燥により保存力が上がる
・色鮮やかになる
・風味が増しまろやかな味になる
となります。
できるだけ地面の近くで干し、梅の皮をつまんだ時に
皮どうしがくっつくようになるのが目安です。
梅干しは、そもそも保存食です。
長期保存をしたい場合、梅干し本来の味を楽しみたい場合は、
土用干しは必要になります。
するとしないの違いは?
土用干しをするとしないでは、何が違うのでしょう。
土用干しをすることで長期保存ができ、味も変わることを
お伝えしてきましたが、
実は、土用干しをしたものは梅干しになり
していないものは梅漬けになります。
この二つは味も風味も全く違うものになります。
梅干しは、太陽の日差しと夜露を浴び、果肉が柔らかくなり
まろやかな味になります。
また、減塩でない限りかなり長期に保存ができます。
梅漬けは、梅の実が割としっかりしたままです。
梅の香りがいつまでも楽しめます。
しわしわになった梅干しが苦手な人は梅漬けの方が
好みかもしれません。
干していないので、1~2年で食べきったほうがよいです。
どちらにするかは好みの問題になります。
保存方法は?
土用干しをした後、どのように保存すればよいのでしょう。
保存するには、まず保存容器をきちんと消毒しておきましょう。
○土用干しをした梅を保存容器に移す
カラッとした梅干しになります。
○土用干しをした梅を赤紫蘇梅酢に入れる
しっとりした梅干しになります。
○土用干しをした梅を赤梅酢にくぐらせ、すぐに取り出して保存容器に移す
などの方法があります。
お好みで選んでもいいし、3つのパターンで保存してもいいですね。
料理の種類により、どの梅干しを使うか・・・ということもできます。
保存容器はしっかりふたをしておきましょう。
まとめ
日本人の食事に梅干しは欠かせませんね。
梅干しは、美肌にも健康にも効果があります。
1日一個の梅干しが長寿の秘訣だと毎日食べている人もいます。
今年は梅干しを漬けてみてはいかがでしょう。
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