バリウムの排出の時間の目安は?悲劇を生まないように注意すべきことは?

胃の検査
胃の検診でバリウムを飲んだ時、
バリウムが、どれくらいの目安で体から出ていけばいいのか
でているのか気になりました。

ここでは、バリウムの排出の目安、注意すべきことについて
お伝えします。

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バリウムの排出の時間の目安は?

胃の検診の時に飲むバリウムがうまく排出されないと
腸が詰まる腸閉塞になったり、腸に穴が空いたりなど
こわい病気につながることがあります。

バリウムは腸に長くとどまっていると、徐々に硬くなって
しまいます。

それを避けるために、検査後にできるだけ早くバリウムを
排出しなければなりません。

ですから、検査直後に下剤が手渡されます。

下剤とともに注意事項を書かれた用紙ももらいますね。
そこには、

 下剤とともにできるだけ多くの水分をとること

 帰宅後も意識して水分を多くとること

 定期的にトイレに行くこと

 バリウムの便が出ない、腹痛などの症状がある場合は、
 医療機関で受診すること

という内容が記載されています。

では、バリウムの排出の目安はどれくらいなのでしょう。

使用する人の体質にもよりますが、
一般的には、下剤を服用してから6時間~12時間内に
効き目がでてきます。

普段から便秘症状もなく薬が効きやすい人でしたら
2時間ほどで効果が出てくることもあります。

バリウムの全排出を白っぽい便がなくなり普通の便になった時とすれば
2、3日かかったという人もありますので、やはり個人差があるということに
なりますね。

このように個人差がありますので、下剤の服用を増減する必要があります。

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一回の下剤の服用で効果が出ない場合、下剤を増やす必要がありますが、
その場合も5錠を超えないようにしましょう。

さらに、一回目の服用からは、8時間は間隔を空けるようにしましょう。

バリウム悲劇を生まないために注意することは

バリウムは、柔らかいうちは体の外へ排出されやすいので、
固まるのを防ぐために、意識して十分すぎるほど水分を摂ることが大切です。

また、バリウムが排出されるまでは、アルコールを摂らないことを守りましょう。
アルコールには利尿作用がありますが、水分ばかり出てしまうので、
バリウムを固まらせてしまいます。

ここを勘違いする人が多いので気を付けましょう。

さらに検査後の食事も注意することが大事です。
消化のよいものを食べること、繊維質のものを意識して食べることで、
その後のバリウムの排出には効果があります。

それでも、どうしてもバリウムが排出されないときは、再度下剤を飲み、水分を摂りましょう。
水分が足りないと、バリウム便秘を引き起こすことになります。
バリウム便秘の時間が長くなると、腸閉塞などの病気につながりますので、注意しましょう。

バリウムが引き起こす悲劇

バリウムがうまく排出されないと、腸の中で固まり腸閉塞などの病気になることは
上記でお伝えしました。

ほかにも、

一週間してもバリウムが排出されず、激しい腹痛に見舞われた人が、
あわてて病院を訪れると、

なんと、バリウムが肛門の出口のところでカチカチに固まっており、

医師にそれを掻き出してもらったという例もあります。

まさに悲劇。

このようにならないように、みなさん気をつけましょう。

まとめ

胃の検診で飲むバリウムは、できるだけ早く体から排出されるように
水分を多めに摂るなどの注意を守りましょう。

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