子どもが連れ去りの事件に巻き込まれないための対策とは?防犯グッズは?

誘拐

近年、子どもの連れ去り事件が増えています。

特に13歳未満の子どもが被害にあう事件件数は100件にも
及ぶとか。

もうすぐ入学するお子さんがいるご家庭では最も心配なことです。

子どもが連れ去りの事件に巻き込まれないための対策や
知っておきたい合言葉についてお伝えします。

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子どもが連れ去りの事件に巻き込まれないための対策とは?

連れ去りを目的に近づいてくる人は、言葉巧みに子どもに近づいてきます。

大人ならば簡単に見抜ける嘘も子どもには本当のように聞こえてくる、
『意外に子どもは判断できない』と言うことを理解しておかなければなりません。

そこで、「い か の お す し」をしっかり確認しましょう。

これは、防犯の合言葉です。

学校に通っている子どもたちは知っているかもしれませんが、
言葉だけでなく内容も再度確認しましょう。

○いかない

 「知らない人についていかない」という意味ですが、
 ここで問題なのが、「知らない人」です。

 子どもは言葉巧みに近づく不審者の言葉に惑わされます。

 知らない人とは、お父さんやお母さんの知らない人、子ども自身も知らない人、
 「何があっても子どもの知らない人に迎えに行かせることは絶体にない。」ことを
 しっかり話しておきましょう。

 このようにして近づいてきたら、

 「お母さんがもうすぐ来るから大丈夫。
  ありがとうございます。」

 と言うように練習しておきましょう。

 もちろん、これは偽りですが、近くに大人がいるとわかれば相手は逃げていきます。

 また、予想できる誘いの言葉、
 例えば

 「お母さんが事故にあったから・・・」

 「車に乗せてあげるよ。」

 「おやつをあげるから、おいで。」

 など声をかけられたときどうするのかをシュミレーションし、
 ひとつひとつ教えましょう。

○のらない

 誘われても知らない人の車には乗らないようにしましょう。

 小さい子どもは、スッと抱きかかえられ無理やり乗せられることもあります。
 ですから、車から離れることも大事です。

○おおきな声を出す

 不審な人から声をかけられた場合や無理やり連れていかれそうになったら
 大きな声を出して逃げる、助けを呼ぶなどしましょう。

 しかし、いざというとき意外と声は出ません。また、どれくらいの声を出せばいいのか
 わかりません。

 機をみて山や川などに出かけた時に声を出す練習をしておくことも大事です。

○すばやく逃げる

 おかしいと思ったら、すばやく逃げましょう。

 しかし一方で不審者を刺激しないように急に逃げ出さないほうがよいという考えも
 あります。
 急に逃げると相手が逆上しかねないからです。

 このあたり判断が難しいですが、とにかくその場を離れることです。

○しらせる

 見知らぬ人に声をかけられた、連れていかれそうになったなどがあれば、
 必ず大人に知らせましょう。

 また、そういう場面を見た場合も知らせましょう。

この頭文字をつなげて「い か の お す し」

もう一度お家で確認しましょう。

カギっ子、一人留守番の場合も要注意です。

こちらも合言葉「い い ゆ だ な」があります。

○いえのかぎを見せない

 家の鍵を持っていることは、親がいないと判断されます。
 カギっ子だと思われないようにしましょう。

○いえのまわりをよく見る

 カギを開けるときに周りをよく確かめる習慣をつけましょう。
 ドアが開くと同時に一緒に侵入するという事件も過去にはありましたので
 十分気をつけるように話してあげてください。

○ゆうびん受けをチェックする

 郵便物が溜まっていると留守だと判断されますので、郵便受けのチェックを
 忘れないようにしましょう。

○だれもいなくても「ただいま。」と大きな声で言う

 不審者はどこで狙っているかわかりません。
 「ただいま。」という声が、だれか家にいるとなりますので
 大切なことです。

○なかに入ったらすぐ戸締りをする

 家の中に入ったら、すぐに戸締りをしましょう。

「い い ゆ だ な」

大切な合言葉ですね。

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アメリカにも合言葉が・・・

アメリカにも同様の事件の対策に合言葉があります。

車により誘拐されそうになった時の対策です。

 ・車の鍵を奪い取り外に投げよう。

 ・キーの鍵穴にガムを埋め込みエンジンがかからないようにしよう。

 ・渋滞になったらアクセルを踏み、前の車に追突させよう。

 ・トランクに入れられたらテールランプのワイヤーを切断し
  ランプがつかないようにしよう。

かなりハイレベルな対策ですね。
ここまでできる子どもはいない気がしますが・・・。

防犯グッズは?

これだけ不安な事件が続くと、防犯グッズを持たせているお家も
多いですね。

地域によっては、入学時に防犯ブザーをプレゼントしている所も
ありますが、家庭で持たせている所も多いですね。

しかし、実際はことが起きた時に防犯ブザーを鳴らせるかというと
そうでもないと言われています。

なかなかとっさにブザーを・・・とはいかないようです。
防犯スプレーも同じです。

ですから、防犯ブザーや防犯スプレーは最初から構えておいて、
すぐに押せる形で身に着けておかないと意味がありません。

こうなると、手っ取り早いのが、やはり自分の声です。

いざというときは大きな声、それもお腹の底から響くような声を出せるように
しておくことが大事ですね。

また、最近の事件で再認識されているのが、公衆電話です。

携帯を持っていない、使えない状況・・・などのときに公衆電話が
役に立ちます。

公衆電話の使い方、お金がなくても110番できることなどを確認しておきましょう。
今は、大学生でも使い方がわからない人がいるようです。

携帯は持たせない小学生などに腕時計型で声認識で親に電話がつながる画期的なものも
販売されています。

防犯グッズも日々進化していますね。

まとめ

子どもが、「これは、おかしい。危ない。」と判断できるように
シュミレーションをして覚えさせることが大切です。

子どもたちの命を守るための対策を十分にして
おきましょう。

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