小学校に入学すると不安がいっぱい?小1の壁とは?対策は?
我が子が小学校に入学という喜びの半面不安も抱えている
お母さんは多いでしょう。
ここでは、お母さんの不安について、また小1の壁について
お伝えます。
小学校に入学すると不安がいっぱい?
我が子が小学校に入学する喜びでいっぱいのお母さん。
しかし、その裏で不安もいっぱいに広がってきます。
勉強についていけるかしら
お友だちはできるかしら
いじめられないかしら
給食は食べられるかしら
交通事故に合わないだろうか
先生との相性はどうかしら
など 数え上げたらきりがありません。
学校の中での生活、下校途中、帰宅後の時間を
心配してしまいますね。
小学校に入学した日から始まる小1の壁とは?
小学校の入学から始まる不安・・・
特に仕事を持っているお母さん方の不安・・・
そこでぶつかるのが、「小1の壁」
子どもが小学校に入学すると同時に立ちはだかる問題、
それまで何年間かで出来上がっていた生活時間、生活スタイルを
がらりと変更しなくてはならなくなります。
そうすると、親にとっては難題が降りかかってくるんです。
それが、 「小1の壁」
たとえば、
◇入学前から始まる小1の壁
保育園と違って小学校は下校時間が早いため、下校後の生活の不安が早速始まります。
家で一人で過ごす時間が生まれてくるのです。
1人時間を防ぐために、学童保育という制度がありますが、それも親が迎えに行く時間が定められています。
保育園は職場の近くにしていたお母さんも多いとおもいますが、
小学校区の学童保育ですから
お迎えの時間と仕事との兼ね合いが必要になってきます。
学童保育は、たいてい4月1日から始まります。
入学前から始まるのですが、お弁当持参ですし昼寝というのもないです。
これまで何の面識もない子どもたちとの生活は子どもにとっても親にとっても
かなりのストレスになます。
これも保育園とは大きく違います。
◇小学校行事に平日参加が多いという小1の壁
小学校の入学式は、特に大きなイベントですから休みをとって出席することは
周囲も理解してくれます。
しかし、学期ごとに行われる授業参観、PTAの話し合い、運動会の準備・・・
一年間に実施される学校行事は結構あります。
そのたびに恐縮しながら休みの申請をすることもあるんです。
勤務先にもよりますが、理解のない職場や人手が足りない職場ですと
なかなか難しいということもあり、学校行事に欠席届を出すお母さんも
少なくありません。
そういうときの子どもって本当に悲しい顔をするんです。
◇家でのフォローが十分にできるかという小1の壁
小学校の間は、ある程度の学年に上がるまで、親のフォローが
子どもの生活に大きく影響します。
特に入学直後は重要です。
持ち物の準備
宿題のチェック
など親のフォローがあってこそ成り立ちます。
これにより学習意欲、学習態度、成績・・・・に影響が出るんです。
中でも学習面では今後の学習のスタートですから、
この時期のつまずきは避けたいものです。
筆順一つ見ても、親のチェックがあるかないかで習得率は全く違います。
後々大きな影響がでます。
しかし、仕事から帰ってきてすぐに夕食の準備、お風呂、洗濯・・・と
目の前の家事に追われ、子どもとのかかわりが希薄になってしまうことに
不安な気持ちに襲われます。
◇子どもとのかかわりが希薄になることで子どもを見失う小1の壁
毎日をバタバタと過ごすため子どもと十分にかかわる時間が取れなくなります。
今、どんな子とどんな遊びをしているのか、何に興味を持っているのか・・・
知っているようで我が子のことを知らないお母さんになる恐れが出てきます。
◇長期の休み(夏休み・冬休み)は、かえって忙しくなるという小1の壁
長期の休みは学童に預ける形になりますね。
当然、お弁当作りが必要になります。
また、長い休みには結構な量の課題が出されます。
学童の中には、きちんと学習の時間を位置づけているところもありますが
そうでないところもあります。
親が横に付き添って宿題を見てあげるのと同じようなことは学童では期待できません
ので、休みの後半になって慌てることも多いのです。
また、日曜日などは、夏休みだからどこかへ・・・となるのが親心ですね。
くたくたになるのは目に見えています。
◇感染病の流行期の恐怖に直面する小1の壁
インフルエンザに罹患すれば、学童にも行けませんし、学級閉鎖になれば・・・
預かってもらえるところを探さないといけません。
病気の子どもを一人にできないので、親が仕事を休まざるを得ないとなります。
どうですか。
こんなにも大きなたくさんの壁が立ちはだかってくるんです。
不安、小1の壁対策は?
対策と言ってもすべて解消するのは難しいかもしれません。
仕事を辞めることができる方もいれば、そうでない方もいるわけですから。
しかし、できる対策を見つけていくことが子どもにとっても親にとっても
かわいい我が子を守ることになります。
○民間の学童保育を探す
公的な機関の場合、延長などはできませんが、民間の学童であれば
可能になるところもあります。
ただ、多少出費が多くなります。
また、地域の支援機関で子守りという形で、ベテランのおばあちゃんたちが
下校後の子どもを預かるところもあります。
そういうところに相談してみるのもいいですね。
○勤務体制の見直しをする
これは、実現できる方の方が少ないかもしれませんが、
フレックス制や在宅勤務などに勤務の仕方を変更することで、
子どものフォローができるようになります。
○分担してフォローしながらも自立心を育てる
何もかもがお母さんが背負う必要はありません。
持ち物のチェックはお母さん、宿題のチェックはお父さん・・・と分担しましょう。
共同で子育てをするのです。
しかし、ひとり親の場合はそれはできませんね。
その場合は、子どもとよく話し合い、子どもの自立心を育てていきましょう。
最後のチェックはお母さんがする、できるところまで見守る・・・。
そもそもこのフォローが一番大切なのです。
中には持ち物を忘れた時に「お母さんがいれわすれた!」と叫ぶ子どもが
いるそうです。
耳を疑うような言いわけです。
このような子どもは、何年生になっても同じです。
これは、完全にフォローの仕方を間違っていますね。
育てていないことになります。
○正しいコミュニケーションをとる
忙しいからお母さんに余裕がなくなってしまうのはわかりますが、
一日を振り返ってみて子どもにかけた言葉が
『いそぎなさい。』
『まだ終わっていないの?』
・・・・・・・・・
これではコミュニケーションと言えませんね。
あまりに命令口調で頭ごなしで叱ることばしか投げかけていないとなれば
子どもも話したいことがあっても口を閉ざしますし、そのうち叱られないために嘘をつく
ようなことにもなりかねません。
バタバタしていても時間を上手に使えば子どもとコミュニケーションをとることは
できるのです。
調理をしながら、洗濯ものをたたみながら、入浴しながら・・・
是非実行してみてください。
○留守番のルールをしっかり作っておく
物騒な世の中ですので、一人で留守番しているのが一番不安ですね。
知らない人が訪ねてきてもカギを開けない
不審な電話はすぐに切る
など
時にはリハーサルなどしてみるのも子どもの心にしっかり留めることに
なります。
※そのほか、我が家のルールというものを親子で十分話し決めておくことが
大切です。
まとめ
子どものペースや気持ちを十分に尊重する形で
親は見守りながらもフォローしていくようにしましょう。
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