米に虫が発生したら捨てるしかない? 正しい米の保存の仕方は?
お米の袋を開けてみると、何やら黒いものが・・・。
虫が発生しているという経験はありませんか。
米に虫が発生したら、そのお米はどのようにしたらよいのか、
また、虫が発生しないように正しい保存の仕方をお伝えします。
米に虫が発生したら捨てるしかない?
米の中に黒い虫がぽつぽつ・・・。
こうなったらそのお米は、もう捨てるしかないのでしょうか。
結論は、捨てなくてよいのです。
ちゃんと食べることができます。
では、どのようにするのでしょうか。
○シートの上に米を広げ、虫を取り除きます。
その後は、米をよく洗って炊くことができます。
○米を水で洗いながら、虫を取り除くこともできます。
水により虫は死にますから、浮かんできます。
それを何度も捨てていけばよいのです。
ざるにあげて陰干しをすれば、後は普通に炊けばよいです。
米に発生する虫とは?
米に発生する虫は、主にコクゾウムシとノシメマダライカです。
コクゾウムシは、
米粒に穴をあけて、その中に卵を産み付けます。
お米を食い散らしていきます。
コクゾウムシは、玄米、白米につきます。
もともと購入したお米についていることが多いです。
ノシメマダライカは、
身の回りのどこにでもいる虫で、穀物を探し回っています。
粉やヌカを好んで食べます。
クッキーなどの菓子類にも発生することがあります。
米袋も食いちぎって入り込むことがあります。
ノシメマダライカは主に玄米を好みます。
正しい米の保存の仕方は?
米に発生する虫は、低温に管理されている(15℃以下)間は、発育・増殖しません。
20℃以上になると活動を始めます。
ですから、米の保存には温度が大事なのです。
正しい保存の仕方は、
○冷蔵庫で保存
冷蔵庫で保存すれば、常に一定の温度が保たれますので、虫が発生することは
ありません。
野菜室などでの保存がおすすめです。
場所をとって困るという場合は、ペットボトルなどを利用すると
すっきり保存できますよ。
※冷蔵庫で保存していれば、全く問題ないということもありません。
温度が上がるのを避けるために出し入れは、素早く行うようにしましょう。
冷蔵庫での保存が無理な場合は、
○密閉容器、米びつ、ライサーなどになりますね。
その場合、ふたの隙間などから虫が侵入することもあるので
虫のよけになる唐辛子を一緒に入れておくのがよいでしょう。
もしくは、市販されている駆除剤もありますので、そちらを利用しても
いいですね。
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容器は、きちんと拭いておくことも大事です。
米袋に虫や卵がついていることもありますので、十分注意しましょう。
※米びつの置き場所も大切です。
一般的に台所は、調理をするので温度が高くなります。
特に、シンクの下は湿気が多いので要注意です。
また、冷蔵庫の近くも温度が高いので、できるだけ低温を保てる場所に
置くようにしましょう。
◎米に虫が発生した場合、食べることはできますが、確実に味は落ちます。
米は常温の場合、徐々に劣化していきますので、食べきれる分だけを購入する
ことをおすすめします。
食べきり期間の目安は、
冬の季節・・・・・約2ヶ月
夏の季節・・・・・約2週間
春・秋の季節・・・約1ヶ月
まとめ
米は、野菜などと同じように生きています。
米に虫が発生するということは、米の劣化が始まっているということにも
なります。
正しい保存の仕方で虫の発生を食い止めましょう。
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