恵方巻きと太巻きの違いは?なぜ具材は7種?無言で食べる理由は?
節分には恵方巻きを食べる習慣がすっかり根付いてきましたね。
縁起物として外せないものですが、実際には知らないことも
たくさんあります。
そこで、恵方巻きにまつわる疑問を解決していきます。
恵方巻きと太巻きの違いは何?
恵方巻きは、節分の日に食べる巻きずしです。
一見普通の太巻きですが、何が違うのでしょうか。
巻きずしは、海苔に酢飯を広げ、その上にかんぴょうや卵焼き・・・などの
具材をのせて巻きすで巻いた寿司のことです。
いわゆる海苔巻きです。
キュウリをのせればかっぱ巻き、かんぴょうを入れればかんぴょう巻き、
納豆を入れれば納豆巻き、マグロを入れれば鉄火巻き・・・
さまざまな種類があります。
その中で大判の海苔を使い具材を何種類も入れて巻いたものが
太巻きです。
大体直径5cm以上のものです。
その太巻きを節分の日にその年の縁起のよい方向を向いて
食べるのが恵方巻きです。
つまり、恵方巻きと太巻きは、巻きずしそのものの違いはないのです。
ただ、節分の日にルールにのっとって食べる太巻きのことをさします。
ちなみに、恵方巻きということばは、1988年にセブンイレブンが
「丸かぶり寿司 恵方巻」として全国発売したことがもともとで
後にそれが広まったと言われています。
企業戦略のひとつが根付いたということです。
なぜ恵方巻きの具材は7種なの?
恵方巻きとして食べる太巻きの具材は一般的に7種といわれています。
なぜ、7種なのでしょう。
7種の「 7 」は、「七福神」の「7」なのです。
七福神とは、七つの神様のことです。
・大黒天 ・毘沙門天 ・恵比寿天
・寿老人 ・福禄寿 ・弁財天
・布袋尊
の七つの神様は、七つの災いを除き、七つの幸せを招くといい伝えられて
います。
これにあやかり、7つの具材を入れた太巻きを食べることにより、
福を呼ぶということです。
7種の具材は決まりはなく自由です。
ベーシックなものとしては、かんぴょう、しいたけ、伊達巻、ウナギやアナゴ
さくらでんぶ、きゅうり、ホウレンソウなどの具材を使うことが多いようです。
丸かぶりにすることで縁をつなぎ、福を呼び込むことになります。
手作りの太巻きで恵方巻きにする場合は、具材を7種準備して作り、
福を呼び込んでください。
明石産極上穴子、明石海苔を使用した明石ならではの上巻き寿司になっております。【上 太 巻き… |
恵方巻きを無言で食べる理由は?
恵方巻きの食べ方にはルールがあります。
○恵方巻は、一人一本
○その年の歳徳神という神様のいる場所(方角)を向く。
○心で願いを念じながら無言で食べる。
なぜ、無言で食べるのでしょうか。
恵方巻きを一本丸ごと食べるのは、縁を切らないためです。
そして、無言で食べる意味は、福を呼び込む恵方巻きですので、
食べている間に話してしまうと 呼び込んだ福が逃げてしまう
とされているからです。
7つの災いを体から追い出し、福を呼び込む儀式ですので、
福が逃げないようにルールを守って食べるようにしましょう。
まとめ
恵方巻きは、節分の日に食べる7種の具材を入れた太巻きです。
食べ方のルールにはひとつひとつ意味がありますので、
福を呼び込めるように守って食べましょう。
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