お賽銭 ベストな金額は? お供えの注意点は?
みなさんは、2016年お正月、初詣の予定がありますか。
初詣に行ったときお賽銭をいくら入れますか。
日ごろは不義理をしていても、この日だけは願いを聞いてもらえますようにと
お賽銭をお供えする方が多いようです。
財布の中から手持ちの小銭を出して入れる方もいるでしょうし、
こだわりの金額をお供えする方もいるでしょうね。
一体お賽銭のベストな金額はいくらなのでしょう。
お賽銭とは?
お賽銭というと、お金を連想しますが、もともとは、
お金を奉納するのではなくお米をお供えするものでした。
散米と言われる米を神前に撒いたり、おひねりと言われる洗った米を包んで
供えるものでした・
庶民に社寺への参拝が浸透し始めたのは後のことで、貨幣経済の普及と
あいまって、室町時代頃あたりから参拝時にお賽銭をあげるようになったのです。
今は、当たり前のようにお賽銭箱がおかれていますが、それも近世以降のことです。
お賽銭とは、お願い事をかなえてもらうためのお供えではなく、神様から受けた福に
対し感謝するものです。
お賽銭ベストな金額は?
お賽銭は、神様に対し感謝の意を示すものですから、本来金額はいくらと
言うものはありません。
感謝の気持ちの度合いで自身が今できるベストな金額をお供えすれば
よいのです。
長らく浸透している説では、五円だまがいいとされていますね。
それは、語呂合わせや縁起かつぎからうまれた説です。
5円・・・・・・・ご縁がありますように
5円2枚・・・・・・重ねてご縁がありますように
5円3枚・・・・・・十分ご縁がありますように
5円4枚・・・・・・よいご縁がありますように
5円5枚・・・・・・二重にご縁がありますように
5円6枚・・・・・・安定と調和がとれたご縁になりますように
5円7枚・・・・・・再三ご縁がありますように
5円8枚・・・・・・末広がりにご縁がありますように
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5円97枚・・・・・・四方八方からご縁がありますように
5円だまがないときは、
11円・・・いい
41円・・・よい
などです。
こうなるときりがありませんが。
ちなみに10円だまは、遠縁と言われ、縁から遠ざかるの解釈で
避けた方がいいとされています。
まだまだ、避けた方がいいとされる語呂合わせがあります。
65円・・・ろくなご縁がない
85円・・・やっぱりご縁がない
500円・・・これ以上効果がない
(硬貨)
このように見てみると、どの金額がベストなのか、首をかしげ
ますね。
5円だまがよくないという説もあるんですよ。
穴が空いているということは、ご縁が抜けていくと考える人も
います。
結局お賽銭のベストな金額は、決まった額があるわけではない
ということです。
自分自身が神様に受けたことに対しての感謝の気持ちを伝えたいと
感じる金額でよいということです。
お賽銭 お供えの注意点は?
初詣の際には、お賽銭を投げ入れる音がよく聞かれますね。
チャリーンとか、コーンなど。
そもそもお賽銭は、神様に対してお礼の気持ちを示すものですから、
投げ入れる行為はよろしくありません。
離れた位置から投げ込むことは避けるべきです。
ていねいに、できるだけ音を立てずに入れるようにしましょう。
初詣は、多くの参拝者で込み合いますが、順番を待ち賽銭箱の目の前に
くるまで投げ入れることはしないようにしましょう。
また、紙幣をお賽銭に備える場合は、裸のままでなく封筒を準備し
新札を入れ住所と名前を書くようにしましょう。
まとめ
お賽銭の金額にベストな金額は、特にありません。
神様にお礼の気持ちが届くように自分なりの金額を決めればよいのです。
縁起かつぎや語呂合わせにこだわる方は、五円玉を組み合わせて
お供えしてもよいでしょう。
ただし、穴の空いた五円玉は、縁起が悪いという考え方もあります。
また、感謝の気持ちが届くように、お賽銭は投げ入れるのではなく
ていねいにお供えをしましょう。
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